屋外のコンクリート壁面に、なぜか三本の手すりのようなものが取り付けられている。
この場所に・・・何の目的だろう。
なぜ三本も取り付けられているのか・・・。
これに太陽光が当たって影ができていた。
一番上の手すりの影が二番目の手すりちょうどにかかり、二番目の手すりの影が三番目の手すりぴったりにかかっている。
影のせいで、全体が3段のベンチのように見える。
こんなふうに見えるのは、この時間しかない。
少し時間が経てば この関係が崩れるだろう。
太陽の高さと手すりの位置・・・この絶妙な位置関係。
こういう必然に出会うと、そりゃあもうカメラを取り出すね。