2021年5月9日日曜日

 

ゴミ問題です。

人間だけがゴミを出します。

みんなでルールを決めて、なんとかしないといけません。

この場所に家庭ゴミを捨てる輩(やから)がいて、腹を立てている人がいます、ここに。

怖いです、この看板。


【怖さの理由】

その1

手書きでなく青いテープのようなもので書いています。

この執拗な「手作業」が先ず怖い。

その昔、脅迫状は新聞文字のコラージュで作られていました。

書いた本人の特定をしにくくするためです。

現在ではパソコンから出力した「活字」を使うのでしょうが、そうした途端に怖さ半減。

手作業の力をここに見ます。


その2

黄色いテープ。

青いテープのあとに黄色いテープを貼っていますね。

内容を強調するためです。

そして、その貼り方が執拗かつ暴力的です。

粘着質的な性格の表現となっています。


その3

「××します」と黒文字で とどめを刺します。

最高に怖いです。

なんやろ?××って・・・。

人は、見えないものや分からない出来事に恐怖を感じるのです。

そこを突いてきます。

「ゴミ」と「×」を黒で表現することで、 ゴミ× というサブリミナル的な効果をもくろんでいる点も見逃せない。


その4

張り紙ではなく「置き紙」になっている点です。

斜めに電柱に立てかけてある。

この無造作が怖い。

無法者、という言葉がありますが「俺にはルールなんてないぜ!!」といわれている感じです。

ルールを守らない輩には、ルールを守らない仕返しが待っているのです。


いや、いま「俺」なんて書きましたが、これは女性の仕業かもしれない。

犯罪者は男性に限らないのです。

いや、この看板と犯罪は関係ないですけど。


その5

電柱に貼られた無意味の黄色いテープ。

人は・・・アレです、無意味な行為が怖いのです。

芸術に携わる人は無意味をやります。

芸術人は一般の健全な市民には怖がられているかもしれない。