ゴミ問題です。
人間だけがゴミを出します。
みんなでルールを決めて、なんとかしないといけません。
この場所に家庭ゴミを捨てる輩(やから)がいて、腹を立てている人がいます、ここに。
怖いです、この看板。
【怖さの理由】
その1
手書きでなく青いテープのようなもので書いています。
この執拗な「手作業」が先ず怖い。
その昔、脅迫状は新聞文字のコラージュで作られていました。
書いた本人の特定をしにくくするためです。
現在ではパソコンから出力した「活字」を使うのでしょうが、そうした途端に怖さ半減。
手作業の力をここに見ます。
その2
黄色いテープ。
青いテープのあとに黄色いテープを貼っていますね。
内容を強調するためです。
そして、その貼り方が執拗かつ暴力的です。
粘着質的な性格の表現となっています。
その3
「××します」と黒文字で とどめを刺します。
最高に怖いです。
なんやろ?××って・・・。
人は、見えないものや分からない出来事に恐怖を感じるのです。
そこを突いてきます。
「ゴミ」と「×」を黒で表現することで、 ゴミ× というサブリミナル的な効果をもくろんでいる点も見逃せない。
その4
張り紙ではなく「置き紙」になっている点です。
斜めに電柱に立てかけてある。
この無造作が怖い。
無法者、という言葉がありますが「俺にはルールなんてないぜ!!」といわれている感じです。
ルールを守らない輩には、ルールを守らない仕返しが待っているのです。
いや、いま「俺」なんて書きましたが、これは女性の仕業かもしれない。
犯罪者は男性に限らないのです。
いや、この看板と犯罪は関係ないですけど。
その5
電柱に貼られた無意味の黄色いテープ。
人は・・・アレです、無意味な行為が怖いのです。
芸術に携わる人は無意味をやります。
芸術人は一般の健全な市民には怖がられているかもしれない。